自由主義と社会主義
工場に非常に優れた機械を入れても、他が全体的に上がっていかないと近代化はできません。
ですから、調整をしなければなりません。
あるいは、ある部分だけ、例えば鉄鋼にかんしてだけ近代化しようとしても、遅れた関連諸部門に足を引っぱられて無理になります。
あるいはまた、成長を急いで大いにカネを使うと、財政が破綻したり、インフレになったりします。
そこで調整が必要になります。
そうした意味の調整です。
ですから、積極的な意味では重要なのは改革なのです。
この改革の名の下に中国が進めている最も重要な方向は、生産責任制の導入です。
生産責任制は農業から始まりました。
中国では革命後、土地は全部国有化し、人民公社を作って各農村が一つの共産共営集団になっていました。
公社はいくつかの生産隊に分かれ、農作業はみな共同でやり、最初は食事も共同でしていました。
ところが、これでは、当然能率が上がりません。